※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
非常食は用意した。水も置いた。じゃあ、食べ終わったお皿はどうしよう?
断水を考えると、食べる物の次に、洗い物のことが気になるよね。そこで一度試しておきたいのが、いつもの皿へ食品用ラップを敷く方法です。
旭化成ホームプロダクツは、防災用の活用法として、サランラップを皿や茶碗へ敷き、食器の汚れと洗う水を減らす使い方を紹介しています。今回は、そのページにも掲載される30cm×50mを候補にします。
特別な食事を一式そろえなくても、まず家にある一枚の皿から。うちの皿なら、どの長さで切る? 食べるときにずれない? はがした後はどこへ入れる?
そこまで一度つなげて考えてみよう。ラップを敷けば手洗いや食品の保存管理まで省ける、という話ではありません。食事のどの手間を減らせるのかを分けながら、普段の一食で準備する記事です。
30cmは幅、50mは巻きの長さ。まず、家の一枚の皿へ合わせてみよう
今回の候補は、サランラップの30cm×50m。30cmはフィルムの幅で、50mは巻かれている長さです。長い方の数字だけで何人分と考える前に、使う食器との相性を見たいね。
たとえば、普段ごはんを盛る茶碗と、おかずを置く平たい皿。同じ一枚でも、内側の深さや縁の形が違います。口の直径だけを測れば、敷く部分が全部分かるとは限らない。
あっ、茶碗なら内側へ沈む分も要るんだね!
いつもの食器を一つ取り出し、食べ物を載せる内側から縁へ、フィルムがどこまで届くかを見ます。短く切った一枚で無理に引っ張って覆うより、最初に少し余裕を見て合わせる方法が考えられます。
ここでの切る長さは、その家の食器で決める部分です。30cm幅だから、直径30cmの深い器にも必ず一枚でぴったり、とまでは言えません。幅と長さを混ぜず、敷いた状態で確かめよう。
メーカーは、フィルムの表面がなめらかで、皿などへ密着しやすいと説明しています。ただし、それを汁が絶対に漏れない袋のように考えないでね。食器の汚れを減らすために敷くものとして、破れやずれを見ながら使います。
食事へ使う前に、切ったフィルムが汚れた台へ触れない場所を用意します。皿を出す、ラップを切る、敷く。その順番で、清潔に扱える場所があるかも普段の台所で見ておこう。
皿へ合わせてみたら、まだ食べ物を載せない状態で、いつも置く位置へ運んでみる。縁を持つ手がフィルムを引っ張らないか、家族へ渡すときにずれそうでないか。敷いた直後の形だけでなく、使う動きも確認する提案です。
大皿一枚へ全員分を盛る予定だったとしても、取り分けの食器が別に必要なら、その枚数も見えてきます。ラップ一本の準備を、食器一枚の話から始めると、食べる人の分まで具体的に考えられるね。
最初は全部の食器を置き換えなくて大丈夫。まず一枚、どの幅と切る長さが扱いやすいか。家にあるラップが使えるならそれで試し、買い足す必要があるかは、その後で決めよう。
食べる前から食べ終わりまで。敷いたラップだけで衛生管理を終わりにしないでね
洗う水を減らしたいとき、皿にフィルムを敷くのは一つの方法です。でも、フィルムを載せた瞬間に、その周りまで全部きれいになるわけではありません。
厚生労働省は、災害時には食品を低温で保管できなくなるなど、食中毒が起こりやすい状況になるとして、調理、配付、食事の前の手洗いを案内しています。水が十分でない場合は、ウェットティッシュ等を活用することも示しています。
だから、皿に敷く人の手、食べ物を載せる場所、食べる人の手も一緒に考えよう。ラップを使うために触る物が増えた分、その動きも食事の準備に入ります。
たとえば、外から戻って荷物を片付け、そのまま箱を持ってラップを切り、すぐごはんを扱う予定になっていないかな。普段の練習なら、食べ物に触れる前に手を整える場所と時間を確認できます。手洗いを省く道具として数えないのが大事です。
メーカーの防災ページには、ごはんをラップで包んでおにぎりを握る使い方もあります。手で直接ごはんへ触れるのを減らせる一方、使うフィルムや手をどう扱うかまで不要になるわけではありません。
また、食器をできるだけ清潔に保つことも厚生労働省の案内にあります。水を使わないことだけを目標にせず、敷いたフィルムが破れて食器へ食べ物が付いたなら、汚れた食器として扱おう。汚れに気付いたのに、新しい一枚を上から敷けばよい、と決めないようにね。
食べ終わったら、残った物と使用済みのフィルムを、次にどう片付けるかを考えます。使った一枚を、また食品へ触れる面としてそのまま再使用する予定にはしません。練習の日にも、新しく使う面と、使用済みの面を混ぜずに見よう。
片付けの途中で、皿の縁や底へ食品が回り込んでいないかも確かめてみて。敷く長さがよかったかだけでなく、盛り付ける量や食べ方との関係も分かる。うまく敷けたかの採点より、次に変えたい所を一つ見つける時間にできます。
食べ残しについても、包んでおけば大丈夫と考えないでね。厚生労働省は、避難所等の食事は保管せず、できるだけ早く食べ、時間がたち過ぎた物は捨てるよう案内しています。
ここに、何時間なら必ず安全という独自の線は引きません。ラップで包んだことと、食品の温度を適切に管理できたことは別です。限られた水の中でも、食べる前、食べる間、片付けを分けて考えておこう。
耐熱140度でも、直火や湯せん用ではない。加熱する日には使い方を分けよう
ラップと聞くと、電子レンジで温める場面も浮かぶよね。防災用品として置く場合でも、食器へ敷く話と、火や熱を加える話は分けておきたいです。
対象商品の耐熱温度は140度、耐冷温度はマイナス60度と表示されています。でも、この140度だけを見て、鍋で煮たり、フライパンへ敷いたりしてよいとは判断しません。
確認した販売ページでは、オーブン、グリル、オーブントースター、直火、鍋での煮沸や湯せんには使わないと注意されています。耐熱温度という数字と、使ってよい加熱方法は同じではないんだね。
メーカーの防災ページでも、食器へ敷く商品はサランラップ、フライパンへ敷く商品はクックパーのフライパン用ホイルと、別の商品で紹介しています。
ここ、名前を入れ替えないでおこう。同じページの節水アイデアだからといって、ラップもフライパンへ敷けるということにはなりません。今回はラップの準備をしているので、鍋や火の使い方までこの一本へまとめないようにします。
電子レンジを使う場合、メーカーは器へ少しゆるめにラップをかけるよう説明しています。ぴんと張ると、食品の蒸気の圧力で裂ける場合があるためです。器と食品、それぞれの扱い方を、ラップと機器の説明に合わせよう。
油分の多い食品を直接包んで加熱すると、高温でフィルムが破れたり、溶けたりすることがあるとも案内されています。この場合は深めの耐熱容器に入れる説明があります。いつもの食品だから同じ包み方でよい、と決める前に、その条件を見てね。
加熱後には蒸気のやけどにも注意が必要です。メーカーは、容器の向こう側からフィルムをつまみ、手前へ引くように外す方法を案内しています。温め終わってから開ける動きも、使い方に含まれるんだね。
停電中の食事を考えるなら、そもそも電子レンジを使う計画にはできません。手元の非常食がそのまま食べられるか、別の方法が必要かは、食品自身の表示で確かめる。ラップの耐熱温度を根拠に、別の温め方を作らないでおこう。
今日の一枚の練習は、火を使う調理へ広げず、普段の食事を盛るときの敷き方からでも十分です。どの製品を、何のために使うか。そこが分かると、防災の箱へ何でも詰めるより、使う順番が見えてくるよ。
買い置きは、熱と湿気を避けて。切り口が分からないときの戻し方も見ておこう
買ったラップを、どこへ置く予定かな。いつもの引き出しと防災用品の箱、どちらでも、置いた場所で使える状態を保ちたいね。
メーカーは、水がかかる場所や湿気の多い場所では、外箱や紙管が変形して使いにくくなる場合があると案内しています。買い置きは直射日光の当たらない涼しい場所へ。石けんや防虫剤など、強いにおいのある物のそばも避けます。
また、ガスレンジ、オーブン、ストーブなどの近くへ置かないよう注意されています。熱でフィルム同士がくっついたり、紙管が曲がって引き出せなくなったりする場合があるためです。
あっ、食品のそばで使うから、コンロの横へ置けば便利、とだけ考えない方がいいんだね。普段の出し入れのしやすさと、保管場所の条件を一緒に見よう。
外箱には切るための刃があるので、子どもの手の届かない所に置くのもメーカーの指定です。家族で練習するときも、小さな子が自分で箱から取り出す設定にせず、大人が必要な一枚を用意する形で考えられます。
切るときは、フィルムをまっすぐ引き、ふたをしっかり閉めてから、刃の端を使うように箱を動かす説明があります。手前へ強く引き付けて切る方法にはしません。慣れていない人は、普段の明るい所で箱の表示と公式の説明を確かめてね。
もしフィルムがくっついて、切り口が分からなくなったら、無理に爪で削り続ける前に、メーカーの戻し方を見よう。箱からロールを取り出す際にも刃へ注意し、セロハンテープで端を軽く触れては離し、切り口を見つける方法が紹介されています。
反対側の端も探し、そこからそっと引き出して正常な幅へ戻す。ここまでが一続きの説明です。切り口が二か所以上から出る場合もあるので、戻らないときには公式の図と合わせて確認しよう。
ただし、この記事では動画の実演や、壊れた箱の修理試験を行ったわけではありません。刃の扱いに困る場合は、その場で力を加えて続けず、使用説明を確認してください。箱やロールを点検できる平常時に、使える状態を見ておきたいね。
防災のために数年しまい込むと決めるより、普段使う物を補充しながら、予備がどこにあるかを共有する方法があります。使い切った後に箱だけ残らないよう、補充する人と場所も決めておこう。
家族の一食で試すなら、食後の置き場まで。必要な量は、使った長さから考えよう
練習の日にすることは、まず皿を一枚選ぶこと。次に、その皿へ敷く長さで切る。そして食べ終わった後まで、普段の食事として使ってみます。
最初から全員が同じ食器を使う必要はありません。茶碗の人と平皿の人がいれば、敷く長さも違うかもしれないね。どの一枚なら自分で食べやすいか、フィルムを強く引っ掛けないかを見ておこう。
たとえば記録するなら、使った食器、切ったおよその長さ、食後に気付いたことの三つで十分です。皿が汚れなかった、とだけ書くより、縁へごはんが付いた、短くて内側へずれた、と残す方が、次に変える場所が分かります。
50m巻だから何日分か、という答えも、使う長さや人数で変わります。皿一枚の分だけで計算せず、おにぎりを包む分など、実際に使いたい用途を足して考えよう。この一本で家族の食事が何日でも足りる、とは数えません。
使用済みのフィルムを入れる場所も、食べる前に決めます。片付ける物が出ることまで含めて、断水を想定した一食です。処分方法は、自治体や滞在先のルールへ合わせてください。
使い切った箱も、メーカーは刃、紙管、引き出しテープ、外箱を分ける説明をしています。刃は顔から離してゆっくり扱う案内があり、最終的な分別は住む地域のルールに従います。捨てるときまで、大人が刃の位置を把握しておこう。
買い足す場合は、サランラップ、30cm×50m、JAN4901670110180を合わせて見ます。検索結果には複数本セットもあるので、表示された値段が一本分か、まとめ買い分かも確かめてね。
いま使っている分と予備の本数が分かってから、必要な分を選ぶ。防災用と書かれているから大量に、と先に決めなくても大丈夫です。毎日使う一箱から、残りと補充が分かる形へつなげよう。
食べ物の準備をしたら、その後の皿まで一度見てみよう。
水のある普段の日なら、失敗した一枚も片付け直せます。今日はこの皿で試してみようか。そんな一回から、自分の家で使える備えを増やしていこうね。
参照:旭化成の防災活用法、サランラップ商品情報、使い方と保管・使用上の注意、厚生労働省・災害時の食中毒予防、確認した30cm×50mの販売仕様。二〇二六年十月十七日確認。食器への合わせ方と家族の練習は、本記事の提案です。