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災害の備えというと、水や食べものを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、断水や停電のときに困りやすいのが「トイレ」。水が流せなくなると、家のトイレがそのままでは使えなくなることがあります。この記事では、内閣府や自治体の防災ページで紹介されている考え方をもとに、非常用トイレの備え方をやさしくまとめました。
この記事では、内閣府や自治体の防災ページで紹介されている、災害時のトイレ対策の考え方の防災備蓄・トイレ対策の解説ページをもとに、非常用トイレ(簡易トイレ)の備えについて5つのポイントで整理します。後半の、家族の人数に合わせて非常用トイレをそろえる手順は、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点で内閣府や自治体の防災ページで紹介されている、災害時のトイレ対策の考え方に掲載されている内容をもとにしています。備える量や使い方は、住まいや家族の状況によってちがいます。お住まいの自治体の防災情報や、製品の説明書もあわせて確かめてください。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- 非常用トイレの備え 5つのポイント
- 家族の人数に合わせて非常用トイレをそろえる手順
災害時にトイレが使えなくなる理由
断水
断水すると、トイレの水を流せなくなります。
排水管の損傷
地震などで排水管がこわれていると、水が流れても下の階であふれるおそれがあると紹介されています。
停電
マンションなどでは、停電でポンプが止まり、水が出なくなることがあります。
| 状況 | 起こりうること |
|---|---|
| 断水 | 水が流せない |
| 排水管の損傷 | 流すとあふれるおそれ |
| 停電 | 給水ポンプが止まることがある |
非常用トイレの備え 5つのポイント
1. 回数の目安で数を決める
トイレの回数は1人1日5回程度が目安として紹介されています。家族の人数と日数をかけて、必要な数を考えましょう。
2. 少なくとも3日分、できれば1週間分
内閣府などでは、最低3日分、できれば1週間分の備えが呼びかけられています。
3. 凝固剤と袋をセットで
便器にかぶせる袋と、排せつ物を固める凝固剤がセットになった製品があります。
4. においとゴミの対策
使ったあとの袋は、においがもれにくい袋に入れて保管できるようにしておくと安心です。
5. 使い方を一度ためす
いざというときにあわてないよう、平常時に使い方を確かめておきましょう。
5つのポイント早見表
| ポイント | 内閣府や自治体の防災ページで紹介されている、災害時のトイレ対策の考え方の案内 |
|---|---|
| 回数の目安で数を決める | 1人1日5回が目安 |
| 少なくとも3日分、できれば1週間分 | 3日〜1週間分 |
| 凝固剤と袋をセットで | 凝固剤と袋 |
| においとゴミの対策 | におい対策 |
| 使い方を一度ためす | 練習しておく |
何回分必要?計算のしかた
1人1日5回
1日5回を目安にすると、1人で3日分なら15回分、1週間分なら35回分です。
家族の人数で
4人家族なら、3日分で60回分、1週間分で140回分が目安です。
余裕をもって
体調や年齢によって回数はちがうので、少し余裕をもって用意すると安心です。
見直しをする
家族構成が変わったら、量を見直しましょう。
| 家族の人数 | 3日分 | 1週間分 |
|---|---|---|
| 1人 | 15回分 | 35回分 |
| 2人 | 30回分 | 70回分 |
| 4人 | 60回分 | 140回分 |
非常用トイレの種類
便器に取りつけるタイプ
家の便器に袋をかぶせて使うタイプです。いつものトイレの形で使えます。
組み立て式
段ボールなどで便座を組み立てるタイプもあります。
携帯トイレ
持ち歩きやすい小さなタイプは、車や外出先での備えに使われます。
用途で選ぶ
家での備えと、持ち出し用で分けて考えるのもおすすめです。
使い方の流れ
便器の水を抜く・覆う
製品の説明に従って、便器に袋をかぶせます。製品によって手順がちがいます。
用を足す
袋の中で用を足します。
凝固剤を入れる
凝固剤を入れて固めます。
袋を閉じて保管
袋の口をしっかり閉じ、においのもれにくい袋に入れて保管します。
排水を流す前に確認
流してよいか確認
断水後に水が戻っても、排水管が無事かわからないうちは流さないよう呼びかけられています。
マンションの場合
マンションでは、管理組合などの案内を確認してから流しましょう。
水をためる
お風呂の水をためておくと、生活用水として役立つことがあります。
自治体の情報
自治体の情報をこまめに確認しましょう。
保管場所の工夫
トイレの近く
トイレの近くに置いておくと、すぐに使えて便利です。
分散して保管
家の中の何か所かに分けて置いておくと、取り出しやすくなります。
持ち出し袋にも
避難するときのために、持ち出し袋にもいくつか入れておきましょう。
期限を確認
凝固剤には使用期限がある製品もあるので、ときどき確認しましょう。
においとゴミの対策
においのもれにくい袋
使ったあとの袋を入れる、においのもれにくい袋があると安心です。
ふたつきの容器
ふたつきのゴミ箱などに入れて保管すると、においが広がりにくくなります。
ゴミの収集
災害後のゴミの出し方は、自治体の案内に従いましょう。
消臭剤
消臭剤をあわせて用意しておくのもおすすめです。
停電時の明かり
トイレの明かり
停電中はトイレが暗くなるので、ランタンなどの明かりを用意しましょう。
置けるタイプ
置いて使えるライトや、つり下げられるライトが便利です。
電池の備え
予備の電池も一緒に備えておきましょう。
子どもが使いやすく
子どもが一人でも使いやすいよう、明かりの位置を工夫しましょう。
衛生用品もいっしょに
トイレットペーパー
トイレットペーパーも多めに備えておくと安心です。
ウェットティッシュ
水が使えないときに、手をふくのに役立ちます。
手指消毒
手指の消毒用品もあると衛生的です。
使い捨て手袋
片付けのときに使い捨て手袋があると便利です。
家族で話し合っておくこと
使い方の共有
家族全員が非常用トイレの使い方を知っておくと安心です。
置き場所の共有
どこに置いてあるか、家族で共有しておきましょう。
高齢の家族
高齢の家族がいる場合は、使いやすい形を考えておきましょう。
小さな子ども
小さな子どもには、おむつなども備えておきましょう。
車や外出先での備え
車に積む
渋滞や車中泊に備えて、携帯トイレを車に積んでおくと安心です。
バッグに入れる
外出時のバッグに小さな携帯トイレを入れておくのもおすすめです。
職場にも
職場にも備えがあるか確かめておきましょう。
帰宅困難のとき
帰宅が難しいときのために、最低限の備えを持っておくと安心です。
ローリングストックとの組み合わせ
日用品として
トイレットペーパーなどは、日ごろ使いながら補充するローリングストックがしやすいです。
凝固剤は確認
凝固剤は期限を確認しながら入れかえましょう。
定期的に点検
防災の日など、日にちを決めて点検すると忘れにくくなります。
足りないものを補充
点検のときに足りないものを補充しましょう。
避難所のトイレ
混み合うことも
避難所のトイレは混み合うことがあると言われています。
自分の備えも
自分の携帯トイレがあると、困ったときに役立ちます。
衛生に気をつける
手指の消毒などで、衛生に気をつけましょう。
我慢しすぎない
トイレを我慢すると、水分をとらなくなりがちです。体調に気をつけましょう。
ペットがいる家庭の備え
ペット用のトイレ用品
ペットがいる家庭では、ペットシーツや猫砂なども多めに備えておくと安心です。
消臭対策
ペットのトイレのにおい対策も、あわせて考えておきましょう。
避難のとき
ペットと避難するときに必要なものを、自治体の案内で確かめておきましょう。
ゴミの保管
ペットのトイレのゴミも、においのもれにくい袋で保管すると安心です。
マンション・集合住宅での注意
管理組合の案内
集合住宅では、災害後に排水管の点検が終わるまで、トイレを流さないよう案内されることがあります。
下の階への影響
排水管がこわれていると、水を流したときに下の階にあふれるおそれがあると紹介されています。
住民同士の情報共有
住民同士で情報を共有しておくと、困ったときに助け合いやすくなります。
備えを多めに
点検が終わるまで時間がかかることもあるので、備えは少し多めにしておくと安心です。
家族の人数に合わせて非常用トイレをそろえる手順
ここからは、内閣府や自治体の防災ページで紹介されている、災害時のトイレ対策の考え方の案内をもとにした、この記事の提案です。
人数と日数を確認
家族の人数と、備えたい日数(3日〜1週間)を決めます。
回数を計算
1人1日5回を目安に、必要な回数を計算します。
製品を選ぶ
便器に取りつけるタイプや携帯トイレなど、用途に合わせて選びます。
保管と点検
置き場所を決めて、定期的に期限や数を点検しましょう。
よくある質問
何回分あればいい?
1人1日5回程度が目安として紹介されています。人数と日数をかけて考えましょう。
何日分備える?
最低3日分、できれば1週間分が呼びかけられています。
断水したら流していい?
排水管が無事かわからないうちは、流さないよう呼びかけられています。
凝固剤に期限はある?
製品によっては期限があるので、パッケージを確認しましょう。
においが心配です
においのもれにくい袋やふたつきの容器を使うと安心です。
使ったあとはどう捨てる?
自治体の案内に従って捨てましょう。
マンションで気をつけることは?
管理組合などの案内を確認してから水を流しましょう。
車にも必要?
渋滞や車中泊に備えて、携帯トイレを積んでおくと安心です。
子ども用は?
おむつなども一緒に備えておきましょう。
高齢の家族がいる場合は?
座りやすさや使いやすさを考えて、製品を選んでおくと安心です。
トイレットペーパーはどれくらい?
家族の使う量を目安に、少し多めに備えておきましょう。
トイレの備えは「1人1日5回×日数」から
非常用トイレは、災害時の生活を支える大切な備えです。1人1日5回を目安に、家族の人数と日数(3日〜1週間)をかけて必要な数を考えましょう。使い方を一度ためし、置き場所や期限を家族で共有しておくと、いざというときも安心ですね。